病院での長い待ち時間というニュース。

news.yahoo.co.jp

 

ちょっと前に某有名人が呟いたものに対して、ニュースになってました。

これは一度させていただきましたが非常に良い内容だと思います。

 

日本はfree accessを重視した結果、重症な人も軽症な人も気軽に受診で来てしまう。

また国民皆保険で支払う医療費が安く抑えられているので、そういう意味でも受診しやすい。

また初めて診察を受けられる方に対しては、症状から各種検査の計画、診察をしてしっかり診断をつけなければいけないのでどうしても時間がかかってしまいます。

ただでさえ予約でいっぱいのところに飛び込みで新規患者がいらっしゃればどうなるでしょう?

 ただ患者も具合が悪く受診されるわけで、どこを受診していいかわからない、大きいとこにしとこうというのも非常に理解できます。

 

混雑の解消法としては記事にあるように、①人員を増やしたり、②紹介のみとしたり、③とりあえず診てから必要な科に後日予約をとったりで軽減はできるかと思います。

救急でこられた患者に対しては③は普通に行われています。あとの二つはなかなか難しいです。

 

現実的には、、、

 最近は大学病院等は開業医でも診れる状態の患者さんを積極的に紹介するようにしています。それにより、より医療資源を必要とする患者に必要なだけつぎ込めるようになるのです。

 また開業医先生方も、普段の管理を行い、もしもより高度な医療を必要とする患者さんを紹介するという、効率の良い流れができるのです。

 

医療者側も患者さんに安心して受診してもらえるシステムを構築できるよう考える必要がありますが、患者さんもこれら医療の状況をほんのちょっとでいいので気を止めていただければ幸いです。